肛門外科

痔の種類とその症状

 痔にはいぼ痔、切れ痔、あな痔の3種類があります。痔の種類によって原因や治療法が異なってきます。

 

いぼ痔(内痔核、外痔核)、切れ痔(裂肛)、あな痔(痔ろう)

いぼ痔(内痔核、外痔核)

 いわゆるお尻に何かが挟まっている感じや突然痛くなる痔です。

いぼ痔は歯状線を境にして大きく内痔核と外痔核に分けられます。一般的に何かが挟まっているけど痛みはあまりないのが内痔核で突然痛くなって病院に飛んでくるのが外痔核です。

内痔核はジオンやパオスクレーの注射をしています。外痔核は整容性の観点から切除しています。

どちらのいぼ痔も日帰り手術で治療できます。

切れ痔(裂肛)

 排便をしたときにピリッと痛くなって出血を伴うことが多いです。

絵の中の紫色で塗られたところに傷がつくのが原因です。

切れ痔は初期の段階では原因となっている便秘を改善したり痛みを軽減することで回復することが多いのですが長引かせると手術が必要になるのでそうならないように早めに治す必要があります。

あな痔(痔ろう)

 歯状線にある肛門陰窩からばい菌が入って炎症を起こすことにより起こります。

 炎症があるときには痛みを伴い肛門周囲膿瘍を起こします。膿がたまっているときには局所麻酔で切開します。

 単純な痔ろうはクリニックで治療できますが難治性であったり複雑性の場合には別の病気が原因になっていることもあります。

*症例によっては提携病院である安藤クリニックへご紹介致します。

安藤クリニック

電話:0572-22-9388

住所:岐阜県多治見市豊岡町3-65