整形外科

PRP-FD(PFC-FD)(血小板由来因子濃縮物-フリーズドライ化)療法

PRP療法とは?

 

PRP療法(自己多血小板血漿注入療法)は、患者様ご自身の血液中に含まれる血小板を利用した治療です。

血小板の成分だけを高い濃度で抽出し、患部注射することで、損傷した組織の修復(自然治癒力)が促進され、「早期治癒」や「痛みを軽減」させる効果が期待できる治療法です。

PRP療法とは?

 

PRP-FD(PFC-FD)療法とは?

 

PRP-FD(PFC-FD)療法とは、PRP療法同様、患者様ご自身の血液からPRP-FD(PFC-FD)を作製、患部に注射する治療法です。

注射後、損傷した組織の修復(自然治癒力)が促進され、「早期治癒」や「痛みを軽減」させる効果が期待できます。

 

 

PRP-FD(PFC-FD)療法とPRP療法の違いは?

 

PRP-FD(PFC-FD)療法PRP療法の違いは、PRP-FD(PFC-FD)療法は作製したPRPをさらに活性化させ、血小板に含まれる成長因子だけを抽出無細胞化した上で濃縮している(成長因子の総量がPRP療法の約2倍(※TGF-β))点で、これをフリーズドライ加工することにより、長期保存も可能(※PRP療法は採血当日)なPRP-FD(PFC-FD)(血小板由来因子濃縮物-フリーズドライ化)を作製することが可能になります。

また、PRP-FD(PFC-FD)療法は、体外成長因子抽出無細胞化するため、PRP療法より痛みが少ない治療法でもあります。

 

PRP-FD(PFC-FD)(血小板由来因子濃縮物-フリーズドライ化)-PRP(多血小板血漿注入療法)基本情報 比較表

基本情報 PRP-FD(PFC-FD)
(血小板由来因子濃縮物-フリーズドライ化)
PRP
(多血小板血漿注入療法)
成長因子の総量 (PRPの約2倍※)
注射後の痛み 少ない あり
投与日 採血から約3週間後 採血当日
保存期間 約半年間 当日のみ

 

※:Araki et al. Tissue Engineering: Part C, 18:3,176-185, 2012

 

PRP-FD(PFC-FD)の特徴

 

1.成長因子の総量がPRP療法の約倍(※TGF-β)

2.注射後の痛みPRP療法より少ない

3.フリーズドライ加工(FD)するため、6ヶ月間保存可能

※PRP療法は採血当日

 

PRP-FD(PFC-FD)療法が効果的な患者様

 

○ひざの変形・痛み○

 

ひざの変形・痛みは、この療法との相性が良いと言われています。変形性関節症では、変形の進行に伴い、軟骨がすり減ったり、半月板が痛んだり、炎症が起きてひざに水がたまったりします。こうした組織の修復を促したり、関節の炎症を抑制したりする効果が期待できます。これまでは、変形性関節症の方に対する薬物療法としては、痛み止めの内服やヒアルロン酸の注射などを行ってきましたが、こうした既存の治療が無効であった方でも、PRP-FDを関節に注射することにより痛みの取れた方が多くいらっしゃいます。

 

ひざの変形・痛み

 

PRP-FD(PFC-FD)療法の大枠の流れ

 

1.問診・診察

 

2.患者様から、49mlの血液を採血

 

3.血液検査(HBV,HCV,HIV,梅毒,HTLV-1)を行った上で、PRP-FD(PFC-FD)を作製(活性化成分抽出/フリーズドライ化)

 

 ※血液検査、PRP-FD(PFC-FD)の作製に3週間かかります。

 ※血液検査、PRP-FD(PFC-FD)治療不可となる場合があります。その際は、診察と血液検査費用のみ患者様負担となります。

 

4.PRP-FD(PFC-FD)を患部に注射

 

PRP-FD(PFC-FD)治療の流れ